MAGIC マリーンvsスクエア 本当の魔法


THE SQUARE(スクエア)とMARLENE(マリーン)。
どちらも80年代を代表するフュージョンアーティスト。

両者ともフュージョン独特のテクニックを最全面に押し出したり、JAZZに向かうような気難しさよりも、POPでダンサンブルなナンバーが多い今でも聴くにたえる良いアーティスト。

そんな両者が共通して取り上げているのが名曲「MAGIC」。
この曲、とにかく格好良い。
「あぶない刑事」なんかの風景が似合いそう。

作曲はスクエアのギタリスト、安藤氏。
作詞はリンダ・ヘンリック。

スクエアのアルバム「MAGIC」(20AH 1699)ではVoをキャサリーンがとっていて、このトラックもなかなかの出来栄えなのだけれども、当時FMで「ではマリーンバージョンでお送りします!」とあえてチョイスされたほど格好良いナンバーが一方のマリーンのアルバム「IT'S MAGIC」(28AH 1577)に収録されているバージョン。

マリーンの擦れるようなシャウトを伴うハスキーなボーカルがとてもパワフルで、一瞬訪れるバックのブレイクに浮かぶマリーンの声が最高なノリの1曲だ。

ファンにとってはどちらも捨てがたいナンバーだけれども、ここに隠れバージョンが存在するのを知っている人は少ないかもしれない。

それが1982年のオーディオフェア記念レコードのために特別にレコーディングされたアルバム「f(x)」(YDAS-23)に収録されているマリーン&スクエアの黄金タッグのバージョン。

オーディオフェアのチャリティー協賛企画にて発売されたアルバムなので、レーベルこそSONYのロゴは無いが、SONYのアナログ技術の集大成、master SOUND規格で作られ、さらにDR45ロゴも輝く45回転規格。

この2組のベストアーティストのタッグに最高のレコーディングという夢のようなアルバム。
中古屋でこの金魚のジャケットを見つけたら、即確保されたし。
80年代の和モノフュージョンは侮れない。

コメント

rubyogawa さんのコメント…
ようやくこの情報にたどり着きました。
中学生の時に、マリーンとスクウェアのMagicをオーディオマニアの友人の家で聞いてから忘れられないこの一曲。
CDで販売されていないかとネットを探してみるもののその情報すら見つけることが出来ませんでした。
今日、ようやく、そのレコードの情報にたどり着きました。こんなにうれしいことは久しぶりです。
このレコードのバージョンのMagicは、結構アップテンポで、ライブとかのMagicにかなり近いような記憶があるのですが、いかがだったでしょうか?
友人宅のAKAIのカセットデッキが思い出されてきました......
管理人:ふ゛り さんの投稿…
rubyogawa さん、いらっしゃいませ。
放置Blogの記事がお役に立ち、更に初のコメントに感謝いたします。

さて、この盤。
実は私は最近知人から譲りうけたもので、存在は知りませんでした。
SQUAREもMARINEも、中古LPは比較的お値頃で出回っていますが、こんな夢のようなバージョンがあったのですね。
逆に私はライブバージョンは未聴です。

内容はご近所でしたらお聴かせしたいところですが、比較試聴用にサワリの部分だけサンプリングして、後日アップしてみます。

少々お時間下さい。
また忘れた頃にいらしてください。