街の窓 ~ 九龍陳列窓■横浜中華街

横浜中華街は山下町公共駐車場の一角にあるこの屋外展示施設。
ここでは時々興味深い展示をしている。
横浜中華街の「窓」で大好きなのは悟空茶荘の二階とここ。
今回のテーマは横濱中華街の歴史らしい。
大陸から世界へ旅立って生きてゆく「華僑」と呼ばれる人の、この横浜での行き方。
糧を得るための手段の紹介。
三把刀と呼ばれた裁縫師、料理人、理髪師という3種類の刃物を扱う職業のことなどをアーティスティックに展示してある。
早朝や夜にこの展示を見ながら、三把刀って何だ?とググって隣人のことを何も知らぬ自分を知ったり、展示物品から見て取れる異文化に惹かれたり、中華街の食店前のメニュー看板を眺め歩くのとはまた違った楽しみな場所。

この展示の書は地元の熊峰先生の筆かな。
良いな。こんな書を部屋に飾りたい。
ちなみに、ここの九龍窓は北京の北海公園をモデルにしたそう。
ほほぅ、なるほど、本家の九龍とそっくり。
でも北海公園って広い三渓園か江ノ島みたい。

北海公園にもいつか行ってみたいな。
きっと山下町小公園のように当たり前のように過ごせるに違いない。

@そういえば、この写真を撮っているときに、70歳少々と思われる男性に話しかけられた。
中華街の今昔。
横浜大空襲の話。
その後の街の様子。
今の街、老華僑の思いと新華僑のエネルギー。
先人との濃い1時間だった。

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