時には☆の下で眠る ~ 横浜橋@酔来軒

ある夜、西海岸の乾いた香りのするお店でエスプレッソを飲んでいると、店主さんから一言。
「酔来軒ってご存知ですか?」

私が山下町のお店に行き来しているのを知っているので、横浜橋の有名店、酔来軒も知っているに違いないと思われた様子。

私は横浜橋商店街界隈は行った事が無いと答えると、ぜひ行くようにと指令が降った。

ではと。

【ピータンヤッコ】
ピータン豆腐と呼ばずにヤッコと呼ぶのが山下町の外風情。
ピータンを刻んだあと、少し鍋で煽って加熱している。
タレはパンチいっぱい。
これと半ライスだけでも良いくらい。

しかしメインが待っている。
【酔来丼】
ラーメン丼にご覧の具。
ご存知たったの400円!
本に載って行列が出来るようになり、次兄が売れて売れて辛いと男泣きしたと言う、伝説の赤字メニュー。
それを私も頼んでしまう悪い人。

ごま油、醤油、辛子のタレを掛け回してワシワシ混ぜ、食べる。
土地に馴染んだ味を2代で切り盛りし続けているこちらは、そういうお店独特の根の生えた味を感じる。

なので、その根っこをお持ち帰り。
あ~、これはまた独特の香り。
毎日毎日釜で焼いているので、細かい事を抜きにしてそれは当然美味しい。
漬けダレが何なのだろう。
触った指を舐めずにはいられないこれまた独特の甘い味。
そう、バーベキュー系のスナック菓子を食べた時のそれと似ている(笑。

飲んだくれの爺さんから、お水のネエさんから、何語か分らぬ人まで、渾然一体な客層だけれど、そんな多様性を軽く受け流しつつ吸収し続けてきたからの味、と言うところか。

上兄、下兄、ママンともフレンドリーな接客は、そんな街で永らく商売されてきた証なのだな。

世代断絶で閉店する店も多い中、当分安心していられそうな家族店。
おいしゅうございました。
ごちそうさま。

コメント

maruto082 さんの投稿…
元々は 賄い、チャーシューの切れっぱしを使ってたんだけど、今は、売り物のチャーシューを切ってるそうですw

トマトの肉団子で焼けどしてほしかったなぁ・・。w
ぺりお さんのコメント…
次は


「幸せは白いTシャツ」でおねがいしま〜〜〜〜〜っす(笑)
管理人:ふ゛り さんの投稿…
■maruto082 さん
トマト肉団子の噂は有名ですので、大丈夫ですよ。
多分。

というか今や酔来丼のために焼豚を焼いている位の勢いでしょ。
管理人:ふ゛り さんの投稿…
■ぺりお さん
「美人物語」で行こうと思っていたのですが(笑。