国境なんて無いと信じる ~ 中国舞踊の夕べ

休日の仕事を終えて帰還。
山下町は通り過ぎ、元町へ。

Launch Pad Cafeでクラシックショコラとカフェモカで、あえてチョコをダブらせる。

こちらはサンフランシスコをイメージしたお店なのだけれど、お店で使うチョコは全てGhirardelli(ギラデリ)のものを使っている。

日本ではなかなか口にできないブランドで、粉っぽくて香りも何だかな海外モノも多い中、これは結構美味しいので、ダブルチョコの組み合わせはアリなのだ。

ボケッとしていると姉さんに
「まだ行かないんですか?もう5時半ですよ」
と声を掛けられた。
シマッタ、18時半からだと1時間勘違いしていた。

慌てて向かうは神奈川県民ホール小ホール
角松兄貴のライブではない。

山下町の公式イベントで、いつも舞いを披露する楊貴妃壱四参中国舞踊スタジオの皆さん。
今日はその舞踊(ぶよう)の披露、「中国舞踊の夕べ」なのだ。

中華街にはたくさんの芸能があるけれど、その中の舞踊においてはこちらの先生の右に出る人はそうそう居ない。
先生は大学を出た後に、思いが高じて現地へ留学をし、その間中国内のほぼ全土をご自分で歩いて回り、現地の生の舞踊と人々に接して、その文化を吸収してきただけあり、中国から日本に来ている留学生や、働きに来ている人達が、先生の舞を見て「うちの田舎の踊りだ!」と舞い上がるほどだ。

方言が強くて言葉の通じない広い国土のあちらで、土地土地のローカライズな文化を吸収してきた先生は、この街に多い○○料理専門のコック、という人とは違うユニークでワイドレンジなモノを持っているからなのか、町内の上下前後左右多くの人から愛されているお人なのだ。

小ホール場内は八分の入り。
近所の口コミだけの案内だったのにも関わらず、大勢の方で賑やかだった。
プログラムはいつも町内のイベントを見ている皆さんには概ねお馴染み。
けれどもいつもとは違った屋内のステージで、皆さんも力が入っている様子が伺える。

そして今日の圧巻は先生のソロの舞い、「笑門来福」。
伝統的な動きをベースにした創作舞踊は、その美しさと言ったら天女降臨。

帰りのエントランスの山盛りの花束が、今夜の夕べを語っておりました。

コメント

酔華 さんのコメント…
向かった先は6階の会議室じゃなかったんですね。
それにしてもフットワークが軽い!
お見それしました。
管理人:ふ゛り さんの投稿…
■酔華さん
酔華さんこそこちらの活動は大昔からご存知ではないですか。
私は酔華さんに教えてもらったようなものです。

今回は町内へのサポートしてくれている方への還元のような感じでしたが、来年は舞踊教室の10周年ですので、また何か催しがあるのではと期待しています。