あなたの街のアーティスト ~ 「横浜には文化が無い」のか@元町 LAUNCH PAD CAFE

山下町を抜け一休み、と玄関先まで来ると、なにやら見覚えのある色彩が。
椅子に鎮座しているこれは。
そう。
1月16日~30日は、LAUNCH PAD CAFEにてロコサトシ氏の個展日。
横浜人なら誰もが何度と無く目にしたことのあるあの絵。

最近は音楽とコラボして、CDジャケ画も描いている。
音はウチナーでラスタなスムージーなジャズ・ボッサという感じ。
良い心地の音だったので1枚いただく。

アートを始めた頃は、こういう彫刻系が多かったらしい。
やはり人の目に残す手間は、3次元より2次元の方がリソースが少なくて済むのでしょう。

子供の頃に桜木町ストレートに描かれたロコさんの絵は、サイケで刺激に富んでいて、少年心には少し圧力の高いものだったけれど、いつの間にか横浜のアイコンとして、自分の日常の記憶に刷り込まれていることに気付いた。

前にとある音楽雑誌のコラムに、
横浜には文化が無い
という単語を見て妙に悲しく納得したことがある。
そのココロは
都内に比べ本屋・レコード屋が育たない
ということで、とても頷くものがあった。

ロコさんの絵を見て、絵の芸術的な内容を評論するアタマは持ち合わせていないけれど、今日はその絵を前にして、境遇の違う人と街の話が出来るということは、これはとても文化なのでは、と思ったのであった。

そんなこんなで、立ちながら四方山ハマ歴史話をしていたら寝る時間に。
無賃鑑賞も失礼なので、おススメのラテとチーズケーキ。
ラテにはなにやら可愛いクリオネが描かれている。

と思ったら、アラメヤちゃんでした。
ほぅ、アラメヤキャラクターもロコ氏作とは。

それにしても開店2年そこそこで、横浜の巨匠の個展を開けるアートカフェのこちら。
人知れず奥深いコネクションを持つところが、ダークで危険な香りのするハマらしさを感じさせるではありませんか。

コメント

みぃちゃん さんのコメント…
素敵なお店ですね♪

住んだことがないので、文化が育たないと言うのは分かりませんが・・・
他県者から見ると、横浜の街自体に独特の雰囲気を持っていてその雰囲気こそが文化的な価値があるような気がします(〃∇〃)
管理人:ふ゛り さんの投稿…
■みぃちゃん さん
私も(多分)みぃちゃんさんの住む街に行ったことは無いと思いますが、どこにでも良い香りのする場所はあるものです。

住宅だけというような場所が一番面白くなくて、その地に根ざす遊びや商いや自然(東京は大きな公園が多くて、横浜より緑豊か)が混じっていないと色が出ない気がします。