H23年度 横浜商科大学 中華街まちなかキャンパス

今年で受講3年目のこの市民講座。
中華街の歴史を中心にした興味深いお話しの数々が聴けるので、楽しみにしている。
今日は初回、「横浜中華街の150年」という講義。
なぜか前回2年とも初回は逃してしまったので、今回初めての受講。

講師はお馴染み、横浜開港資料館の伊藤先生。
講義の内容はハマっ子が知るべき歴史の基本的な内容で、先生のNHKのアナウンサーのような聴き易い話し方と、声質であっという間の講義だった。

面白かったエピソードは
「当時描かれた浮世絵から、外国人のうち中国人が何人居たか数えた事がある」
というお話し。

開港資料館にたくさんある浮世絵に描かれた風景画の人物から、髪型や服装で華僑と判定される人の割合がどの位か、というのを野鳥の会の如くご自身でカウントしたところ、様々な資料に残る外国人人口の記録の割合と合致したそうだ。
開港直後に刊行された横浜浮世絵[横浜開港資料館所蔵](雄松堂書店様HPより)

歴史の検証というのは面白くも地道なものだなぁ、と感心したのであった。

コメント

酔華 さんのコメント…
彼らがどんな仕事をしていたのかも、
絵の中で調べてくれるとありがたいですね。
管理人:ふ゛り さんの投稿…
■酔華 さん
それも質問すれば良かったです。
しかし伊藤先生の事ですから、絵の中に描かれた場所と一緒に描かれた相手から大体分かります、とおっしゃりそうです。